評価:
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貴女のそばにはこういう人がいませんか?

 

・事務職なのに、「ストレスでできないから」と駄々をこねて他人に仕事をなすりつける。

・上司の言葉のうち、自分に都合の良いことしか覚えていない。

・注意されたことを素直に受け止められず、「あの人は自分が嫌いだから、ああ言うんだ」とひねくれて受け止める。

・そもそも注意されたことを、2、3日後には忘れている。

・叱るのが苦手な人に甘えるのが上手。

・他人から批判されると1週間、仕事を拒否をする。

・認めてくれない周りが悪いのであって、自分は悪くない。

・上司へ不満を言えないから、後輩にあたる。やられたことを後輩に対してやる。

・同期や後輩から指摘されると、別の所で仕返しをする。

・すぐにおごってもらおうとする。

・口がうまいものだから、言われた方は自分が悪いのかと思う。

 

……。なんだか書いていて、本当にこんな人いるのか? と信じられなくなりましたが、実は私の近くに実在する人物です。


困ったなぁと思っていたところに出逢ったのが本書です。

どうやら、精神医学の用語で「自己愛性人格障害」なようです。

 

どういう人か、もっと知りたい?

それは……、

 

 

「1 自分自身の過大評価。ときには、誇大妄想を抱いているのではないかと思われるほど、現実離れしている。

 2 自分は何でもできるという万能感。現実にもとづいているわけではなく、何でもできるはずだという思い込みにすぎず、幻想的万能感である。

 3 自分は特別という特権意識。そのため、少々のことは許されると勝手に思い込んでおり、特別有利な取り計らいを要求する。

 4 強い支配欲求。何でも自分の思い通りにしないと気がすまない。

 5 自分が決めたルールにしか従わず、しかもマイルールを他人に押しつける傲慢さ。

 6 自分のものの見方や価値観を他人に押しつける強引さ。これは、自分は絶対に正しいし、誰よりも賢いと思い込んでいるからである。

 7 欲求不満を処理する能力の低さ。そのため、嫌なことや不都合なことがあると、すぐふくれるなど、大人げない振る舞いが多い。

 8 自分自身の言動が他人にどんな影響を及ぼすのかという想像力の欠如。他人は、自分の欲望を満たすための道具にすぎないと思い込んでいることさえある。

 9 打算的。自己中心的であるがゆえに損得だけで動く。もっとも、あまりにも見え見えなので、しばしば周囲の反感を買う。

 10 誰よりも優れていることを認めてほしいという承認欲求。認めてもらうためなら、自分の経歴や業績に関して嘘をつくこともいとわない。」(本書p92〜93)

 

誰しも多少は承認欲求もあれば、他人を振り回すこともあるでしょう。

ですが、度を超している人と接すると自分の方がおかしくなってしまいます。

 

このような他人を振り回す人の実態、手段、精神構造をわかりやすく説明し、振り回されないための方法を提示してくれています。

 

是非、おすすめします。

 

 

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